義魅のエリオット3派を狙う手法の簡易版
それでは、今回は私の手法の簡易版の提案です。
初心者のうちは細かいエントリータイミングを掴むより、なるべくシンプルにした方が良いのではないかと思ったので作ったルールです。
ただ私はこの方法を試したことがないので、相場に慣れる為のルールと思ってください。
狙う場所を厳選させればこのルールでも十分勝てるはずですが、その精査は出来る段階ではないと思います。
狙う環境を精査出来るようになるまでの簡易版エントリー方法という事です。
手法の概要ですがまず義魅の手法。
推進3派を狙う際にその調整2派の終わりを捉えて下位足でエントリーする。
簡易版の手法は。
推進3派を狙う際にその調整の途中で引き付けてエントリーする。
簡易版とは言っていますが、実際これで勝てる手法になります。
狙う場所は同じなのに、エントリータイミングは変わる。
そこにはメリットとデメリットが存在するのですけどね。
けれど簡易版の方がやりやすいのでは?とすら思うので練習にはもってこいです。
環境認識さえ出来ていればタイミングはさほど重要でないやり方なので初心者向けです。
これからこのルールでやると勝ったり負けたりを繰り返します。
その時にどういう状況で勝ったのか?
どういう状況で負けたのか?
こういう事を考えてトレードをしていってください。
それでは簡易版の手法。
というのも伝わりにくいので名前でもつけておきましょうか。
とはいえ、こんなものは誰でもやってる手法なので
「調整フィボ引き付け手法」とでも言っておきます。
今回の例は実際に私がトレードしたNZD/CHFのチャートで解説したいと思います。
じゃあそのあたりを説明しちゃおうか
調整フィボ引き付け手法のメリットとデメリット
まずメリットから説明しましょう。
この手法は調整の終わりを捉えるのではなく調整の途中でエントリーします。
なので細かいエントリータイミングは必要なく、ある程度戻してきて引き付けたところでエントリーします。
これはもう指値で全て解決するので環境認識さえしていれば下位足の状況を細かく見る必要が無いです。
それではデメリットは?
まず損切り位置が全然変わるのでリスクリワードが悪くなります。
調整の終わりではなく途中でエントリーするのですから、損切り位置は広くとる必要があるわけです。
次に勝てるポイントが少なくなります。
という事は環境認識がしっかり出来ないと勝率はかなり落ちます。
初心者のうちは環境認識も上手くできないでしょうしね。
だからこそ環境認識の練習にはなるのですけどね。
言い換えれば初心者にとってはメリットな気もします。
そして保有時間が長くなります。
調整の途中でエントリーするという事は、まだ調整が続くわけですからその終わりまでの時間も保有するので決済まで時間がかかりますね。
保有時間が長くなるという事は、その間の値動きの観察も出来るし、ポジポジ病も抑えれる要因になると思うのでこれも初心者にとってはメリットかも?
調整フィボ引き付け手法の手順
さぁ、それでは調整フィボ引き付け手法を実際のチャートを使って説明しましょう。
インジケーターの設定は21MAと75MAと200MAを入れます。
ボリンジャーバンドは私は癖で表示させてるけれど、どちらでも良いです。
前回の基準化は覚えていますか?
21MAを跨いだものを波としてカウントします。
それでは4時間足を見てください。
完全に下降トレンドです。
次に1時間足で見てみましょう。
黄色のトレンドラインで引いてるのが21MA跨いでカウントしているものですね。
15分でも同じように引けます。
ただし、15分は調整が21MA跨ぎまくってるので、15分軸でレンジ調整という事ですね。
本来はこの15分の調整が終わったタイミングでエントリーします。
赤の矢印が私のエントリーしたポイントですね。
エントリーポイント
では、この調整フィボ引き付け手法はどこでエントリーするか?
まず1時間軸の高値からフィボナッチを安値に引いているのがわかりますよね。
このフィボナッチの戻し31.2 or 50 or 61.8まで戻るのを待ちます。
このいずれかでエントリーしましょう!
この際に役立つのが75MAと200MAです。
臨機応変が良いのは当たり前ですが、この際慣れるまでは統一が良いかもしれません。
リスクリワードと勝率重視なら75MAor200MAタッチ かつ 50~61.8戻しでエントリー。
ただし機会損失となり、見送る可能性も高くなります。
リスクリワードは悪くなるけれどトレード回数は増やすなら31.8戻しでエントリー。
今回の例は31.8戻しかつ75MAタッチになりますね。
最初は回数増やす方が経験値を積めるので、31.8戻しでエントリーで良いと思います。
損切りポイント
これは調整の途中でエントリーするので、どこまで調整されるか不明な状態です。
なので完全にダウ理論でトレンド転換するまで保有します。
つまり、高値であるフィボを引いた起点。
黄色いトレンドラインの一番上のラインの少し上が損切りラインです。
利確ポイント
さてここが少し難しいです。
本来は状況により使い分けるのですが、まずは勝率を確保するために一番堅実なものを採用します。
選択肢としては、N値である黄色のトレンドラインの一番下迄。
なのですが、フィボナッチ161.8って結構抵抗されやすいポイントになりがちです。
ですので第一利確ラインとして採用する事が多いこの位置を利確ポイントにしましょう。
このフィボナッチは1派の安値から2派の高値までをフィボナッチで引きます。
その際に出てくる161.8のラインが利確位置になります。
欲張る方が向いているという方はN値でかまいません。
画像で一連をシミュレート
エントリーする場所はフィボ38.2を付けたところとすると赤の縦ラインの場所になります。
この時に損切り位置は1派の起点、フィボナッチを引いた一番上のライン0.52350の少し上にすると良いですね。
この時点では利確位置はチャートを見れない場合N値の0.51383付近にしておきましょう。
ここから調整はまだ続きます。
本来であれば縦の赤線から右側は見えていない状態ですから、まだ上がるかもしれないわけです。
今回の例でいえば、そのまま下げていき1派の安値を割りました。
この時に1派の安値から調整の最高高値までフィボナッチを引きます。
0.51710の安値から0.51985の調整の高値までですね。
これがもしもっと上がっていれば、その高値まで引きます。
この時表示された161.8のラインである0.51560が利確ラインになります。
損切りラインの変更は一応可能なのですが。
慣れるまでは基本そのまま持っておく方が良いです。
一応損切りラインの変更をする場合、1派の安値ラインが割れた時です。
この時、2派の高値である0.51985の少し上に損切りラインをズラしてOKです。
少し難しいような・・・
わからない事は調べるなりして覚えていくものよ